第216章 また新人が?

「あら、お久しぶりね、福田さん。こんなブランドショップを冷やかす余裕があるなんて、意外だわ」

福田祐衣は眉尻をわずかに上げた。その声の主は、振り返るまでもなくわかっていた。

白石菜々緒は瞬時に表情を曇らせ、声のした方を睨みつけた。

予想通り、そこには新作のバッグを提げ、厚化粧にブランド服で着飾った山田悠子の姿があった。彼女は腰をくねらせて近づいてくる。その瞳は、挑発と優越感に満ちていた。

山田悠子は福田祐衣の前に立つと、品定めするように全身をジロジロと眺め、嘲るような笑みを浮かべた。

「あら、福田さん、なんだか顔色が優れないようね?」

「まあ、それも無理ないか。欲をかいて二つの会...

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